ボタニック@電子工作好き JK1TZG⚡️サイクル3
初めてハンズオンを出展します。
出展では、頒布品があります。
発表も準備しています。
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ハンズオン
はんだ付けを体験できます。
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準備状況詳細
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展示・頒布
免税です。委託販売サイトでは消費税がかかります。
IC-705用外部キーパッド ¥4,000(免税)
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IC-705にはCW, RTTYおよび音声のメモリがあり、タッチパネルで操作できます。取扱説明書(p.19-2)には外部キーバッドの回路図が記載され、ユーザが準備すればタッチパネルに表示がなくても呼び出すことができます。
自作キーボードの盛り上がりにより、キースイッチが豊富に流通しています。
これらを組み合わせて、新規に外部キーパッドを制作しました。
パドルを芋づる接続できます。パドルと同機能のキースイッチを追加しました。左右を切り替える機能を設けました。
効果音再生機-ポン出し ¥4,000(特別価格)
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14種類の効果音をボタンで再生できる玩具です。
はんだ付けによる組み立てキットです。スピーカーが別途必要です。
DFRobot DFPlayer-Mini とパワーアンプを搭載しています。ACアダプタも付属します。
単体トランジスタでつくるNE555基板 ¥300(特別価格)
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古典的なタイマーIC、555の内部回路を単体トランジスタで製作する基板です
基板のみです。部品は別途必要です。
じゃんけん判別機キット ¥1,500(未発売)
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ハンズオン教材です。会場で組み立てず、そのまま持ち帰る場合には料金をいただきます
緑と赤が同時にグー・チョキ・パーのボタンを押すと、緑の勝ち、赤の勝ち、あいこ(黄)を表示します
写真にある部品が含まれます
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発表
「初めてハンズオンを出展してみた」
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「ボタニック」というのは植物のことで名字に由来します。「ボタニカル」の方が今風です。
アマチュア無線局を開局して1年半になります。ほとんど交信はできていません。
電子工作の作品をスイッチサイエンスで販売しています。かなりローテクな作品ばかりです。
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15分ありますが、5分ずつに分けて、3つのテーマでお話します。
LT, Lightning Talkというのは、稲妻のお話ですが、本来5分と思っています。
LT 3回分を続けてやってみます。
まず、ハンズオンの出展について
次に、ハンズオンの教材のじゃんけん判定器について
最後に、出展での頒布の宣伝です。
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今回、ハンズオンを出展しようと思ったのは、もちろん、主催者が今回はハンズオンに力を入れたい、という思いに応えたかったわけですが、私自身、ハンズオンを出展したことはもちろん無くて、いろいろ挑戦したいという気持ちがありました。
電子工作作品を頒布していると、買っていただいた方の感想とか気になります。マーケットプレイスで委託販売をすると、売れた台数はわかりますが、どんな方がいくつ買ってくれたかは、わかりません。利用している様子などSNSだけが頼りになります。最近イベントに出展を始めたら、会話が結構あって大変興味深いです。ハンズオンは利用者ともっと直接お話を聞ける場と思います。
改めて、目的を考えると、来てくれた方々にこの様なものを提供したいと思うわけですが、本当の目的は来てくれた方とコミュニケーショと思います。できるだけ多くの方に参加いただいて感想を聞く。そのためには、無料にしてみようと考えました。
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教材を新たに用意しました。「じゃんけん判定器」というおもちゃです。アマチュア無線とは全く関係がありません。
遊び方は、2人で両側に分かれて、押しボタンでじゃんけんをするというものです。グー、チョキ、パーの3つの押しボタンが2組あって、勝ち負けあいこをLEDで表示します。
ハンズオンのはんだ付けは、押しボタンのタクトスイッチ6個で、1個あたり4個所、合計24個所です。あとは、コイン電池をホルダーに入れればできあがりです。
工夫点としては、押しボタンスイッチ以外は組み立て済にしたことで短時間に完成できます。タクトスイッチはプリント基板に差し込むと4つのピンの形状で仮止め状態になるので、はんだ付けが楽です。また、導線をニッパーで切る必要もありません。無料で提供するため入手性がよく安価な部品を選びました。
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ハンズオンのために機材を準備しました。
自分が普段使っている機材は1セットですが、ハンズオンでは複数の参加者が同時にできる様にしたいと思いました。5組とか10組でもいいのですが、そうは言っても初めての試みなので、特に根拠はありませんが、3組にしました。
機材には、こだわりがあります。ホームセンターなどで安価なはんだごてを買うことができますが、電子工作では、温度調節機能付きのはんだごてを使うのが当たり前と思っています。比較安価なモデルではありますが最新のはんだごてを準備しました。
こて台は安全の要であり、専用のものを併せて準備しました。また、耐熱マットも普通に使われていますので準備しました。
実は、私は、実体顕微鏡を普段から使っています。また、さらに排煙装置や、鉛フリーはんだを使っています。作業する部屋にセキセイインコがいて、空気清浄機も稼働しています。しかし、今回は、これらは提供できておりません。
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次に安全です。はんだ付けは、部品やはんだを高温にしてはんだをなじませるわけですが、はんだごては300℃以上の高温になります。触ると火傷します。
ハンズオンの前には、安全上の注意事項を徹底したいと思います。はんだ付けをしていると、はんだやフラックスという薬剤が弾けることがあります。目に入ると大変ですので、めがねをかけていない方には保護メガネをかけていただきます。
今回、特に鉛を含んだはんだを使用していることもあり、ハンズオン後は石鹸で手を洗っていただきますようお願いします。
万一の火傷の場合は、すぐに流水で冷やす必要がありますので、手を洗える場所を予めご案内します。
あと、保険です。ハンズオンのあるイベントの案内を調べると、保険に入っているのが当たり前の様です。というわけで、調べたところ、イベント保険というものがあり、これに加入しております。
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初めてのハンズオン出展に対し、皆さんのご感想を伺いたく思います。
皆さん、是非、ハンズオンにご参加ください。
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「じゃんけん判定器」は、今回のはんだ付けハンズオンの教材として作成した教材です。
まず、遊び方です。
緑の押しボタンが3個、赤の押しボタンが3個あります。2人で遊びます。緑と赤に分かれます。「じゃんけんぽん!」で、緑の人、赤の人のそれぞれが、「グー」、「チョキ」、「パー」の押しボタンのどれかを押します。緑が点灯すると、緑の勝ち、赤が点灯すると赤の勝ち、黄色が点灯するとあいこです。
すぐ、飽きると思います。しかし、もしよかったら、どうやって判定しているのか、仕組みを考えていただくのもよいかもしれません。簡単すぎるかもしれません。
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仕組みです。
回路図です。簡単な組み合わせ論理回路です。
ボタンが押されている間はプラスの電圧になって”真”、押されていないところは抵抗でグランドに引っ張られて”偽“です。
緑が勝つ条件3パターンをANDで作り、それらをORで集めます。ORの出力が”真”ならば緑のLEDが点灯します。赤が勝つ条件もあいこの条件も同様です。
これをコイン電3Vで動かすためにC-MOSの74HCというICを使っています。本当は論理を逆にしたかったのですが、入手しやすくて安価なICを使う関係で、この様になっています。LEDも順方向電圧が2V程度のもの選択しています明るさを合わせるために緑の電流は多めに流しています。
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試作のこぼれ話です。
実は、最初はすべてDIP、デュアルインラインパッケージ、スルーホールで試作しました。電源のスライドスイッチのフットプリントをうっかり間違えるミスもありました。しかし、致命的なのは、はんだ付け個所が多すぎることです。先日のメイカーフェアでもマクニカがはんだ付けハンズオンをやっていましたが、はんだ付け個所はわずか2個所です。
今回は、はんだ付けハンズオンの対象はタクトスイッチ6個に絞ることにしました。タクトスイッチだと、ピンがスナップオンするように加工されていて、仮止めの必要がありませんし、ピンをニッパーで切る必要もありません。タクトスイッチ以外の部品をすべてSMD、サーフェスマウントデバイス、表面実装にしてプリント基板製造先でPCBA、プリンティッドサーキットボードアセンブリ、SMD部品まで実装してもらいました。
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試作の次は量産です。
ハンズオンに20分かかるとして、1時間で3個。機材を3セット用意するので、1時間で9個。電波文化祭5時間で45個ハンズオンしてもらえる、という皮算用です。プリント基板を面付け、パネライズして、1枚で12個取れるようにして、5枚作ってもらえば60個になります。
パネライズはマウスバイトを使っています。郵便切手のミシン目みたいな感じです。これを切り離し、細かな破片はラジオペンチで取り除きます。ギザギザが残るので、グラインダーでバリ取りをします。このグラインダー、アリエクスプレスで買いました。大変便利です。
というわけで、教材は沢山ありますので、皆さん是非ハンズオンにお越しください。
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「じゃんけん判別器」を、ぜひハンズオンで組み立てて遊んでみてください。
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展示のコーナーで頒布しているものをご紹介します。
まずは、先程からお話している「じゃんけん判定器」です。まだ委託販売はしていません。この会場でしか入手できません。この会場でハンズオンされる場合は無料で差し上げます。キットのままで組み立てずにお持ち帰りになる場合は1500円を頂戴したいと思います。よろしくお願いします。
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IC-705に繋いで使用する外部キーパッドです。キーパッドで、メモリ内容を送信できます。 IC-705本体のLCDのタッチパネルを使用したり表示すら必要がなくなります。IC-705の取扱説明書にある回路図を実現しています。
特徴としては、キーボードスイッチを使用しています。キータッチが良好です。キースイッチはソケットで装着しています。お好みのキースイッチに交換できます。パドルを芋づる式に接続するためのジャックを備えています。パドル相当のキースイッチを2個追加しています。さらに、パドルの左右を切り替えるスライドスイッチがあります。
IC-705と共に実働展示していますので、ご自由に試してみてください。1台4000円で頒布しております。
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効果音再生機です。ボタンひと押しで効果音がポンと出せるので「ポン出し」と呼ばれることもあるらしいです。
ボタン一発で出せる効果音は14種類です。動かせる状態で展示していますので、白枠内のボタンを是非自由に押してみてください。効果音はマイクロSDに予め入っています。マイクロSDやUSBメモリに楽曲を入れるとその楽曲を再生できます。先日、カラオケに使っているという人がいました。
これはキットになっています。スピーカー以外のもの、ACアダプタやマイクロSDを含めてセットになっています。特別価格4000円でのご提供です。
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最後に555のプリント基板です。NE555の内部回路図を参考にトランジスタで構成してあります。NE555は1972年発売とのことですので、555は、50年以上現役です。
プリント基板のみです。部品は別途集めていただく必要があります。
今回、頒布品が4000円とか、高いものばかりになってしまったので、300円でご提供できるものを1つ持ってきました。来場記念にいかがでしょうか。
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ハンズオンの場所と展示の場所です。どちらかにおりますので、遠慮なくお声がけください。
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